シガータイプ(幅よりも奥行きのほうが長いもの)の薪ストーブの良さは、その独特の燃え方にあります。通常の薪ストーブであれば、燃焼室内の薪の置き方は木口を左右に置きますが、シガータイプの薪ストーブは前後に置きます。通常の薪ストーブが薪の中央部分を中心に燃えていくのに対してプリマスはドア側の木口からゆっくりと燃えていきます。これがシガーの名の由来であり、独特な炎を見せてくれる仕掛けでもあります。
本体両面に施された細かな押し型による陰影がしっかりとした印象を与え凹凸がある分、通常よりも多い放射面積を有しています。また、シガータイプとしては大きいガラス窓のおかげで、着火間もないときにも炎から直接的な輻射熱を効率よく得ることができるというメリットがあります。