wood-stove薪ストーブについて

神鍋マキストーブでは、大きく3つのイイコト!をご紹介いたします。

薪ストーブを使うメリットを、自然環境心身の健康コミュニケーションの3つの観点から説明しています。少々長いかもしれませんが、ちょっとした読み物として読んでみてください。

自然環境NATURE

自然 とは、字のごとく自ずからの然り方(ありかた)と書き、人間が何もしなくても成立する仕組みの事を言います。自然界には鉄分をはじめとするミネラル循環のあり方もそのひとつです。

数十億年単位の長い時間、鉄分・ミネラル循環 によって自然 はたいへんうまく機能していました。いま世界中の 荒地 では、アルカリ性 が強いため、鉄分が 循環 することができずに、植物 が枯れてしまっています。鉄分 や ミネラル が全く循環してないと、植物 は育ちません。

地球 は 植物 が作り出す 化学物質の力 で、土の中の 鉄分 を溶かして、循環させる という仕組みを 数十億年前 に作り上げました。とくに 森の腐葉土 には フルボ酸 と言う 酸 が 生成 され、鉄分 が 水に溶けて 川に流れて 農地 にたどり着いたり 海にたどり着き 、海の プランクトン や 海藻、魚 などの 生き物 に 鉄分を供給 しています。

動植物 が吸収できる形で溶かし 動植物の体 に吸収され、循環の輪 が繋がっていました。じつは この妙なる仕組み が、ここ 100年 と言う 短期間 でもろくも壊れてしまったのです。

農地の お米、野菜・果物 は ミネラル不足 、海は 磯焼け の状態です。すべての生き物 は、自然界の鉄・ミネラル循環 に依存しています。
これからは、植物の研究 、森の研究 、農業分野 、畜産分野 、漁業分野で 、鉄の循環の必要性 が強く認識される時代が到来します。森の木を伐り 、新陳代謝 させることで 広葉樹の森 を蘇らせ、自然の妙なる循環 を取り戻したいと思っています。

森が生き返り 、里地が繁栄し 、川がキレイになり 、海が豊かになる 。森里川海 の繋がりが 命の循環 になる。そんな ごく当り前な事 を取り戻したい。薪を作る 薪ストーブを焚く毎日がある。

日本の国土 の2/3を占める 森林 を適正に 整備 ・利用 する事で 森・里・川・海 を守れ地域が抱えてる様々な問題 が解決する事と信じています。薪ストーブのある暮らし、ライフスタイルの提案 をしていきたいと思います。

心身の健康HEALTH

薪を焚くことは、実は火を使う事を覚えた原始時代以来、寒さ 、暗さ 、食品を安全に食べる知恵を得たし、火を怖れる獣外敵から逃れられた。

豊かな暮らしも生まれた。そんな炎が有る暮らしが人の遺伝子に刻み込まれていて、そんな火が燃えてる炎を眺めていることが人は安心感に満たされます。

薪ストーブのあるライフスタイルは、今ある生活の質を犠牲にするどころか、それ以上の生活の向上をもたらすことが実感できます。薪ストーブを使う仲間の皆さんがそう教えてもくれています。

アメリカのことわざで『薪は三度人を温めてくれる』というのがあります。薪を割り、その薪を燃やし暖をとり、そして美味しい料理を作る。

一度目は薪を集め薪割りをする事、購入薪の場合も薪ストーブの側に運び入れる重労働の作業で薪ストーブを焚くまでの準備段階でまず体が温まります。
二度目は薪を燃やす事で身体を暖める炎を眺めながらのまったりとした贅沢な火のご馳走で心も体も温かく満たされます。

三度目は薪を燃やして作った料理を食べて身体が温まる。薪火料理で作った料理は実際に味も一味違います。家族がそんな時間を共にすることで心も体もお腹も温かく満たされます。

コミュニケーションCOMMUNICATION

他の暖房器具に比べ断然に手間暇の掛かる薪ストーブなんですが、一度使うと虜になってしまいますから不思議です。もう手放せません。

よくあるケースですが薪ストーブを設置した当初は非協力的であった家族もだんだんと協力的になります。薪づくりに参加したり、なぜか着火作業をすすんでやってくれたりします。

薪ストーブのある部屋にはなぜか人が集まり家族だんらんが始まります。この時代、食後に家族が各自の部屋に散ってしまいがちですが薪ストーブのある部屋にとどまり、家族のコミュニケーションが深まります。

炎を見ながら静かな会話が生まれ温かい空間につつまれます。そして友達も多く集まりホームパーティーも頻繁に行われるようになります。

友達も薪ストーブの炎の魔力に惹かれるんでしょうね。
そして薪火料理で場が大いに賑わうことでしょう。一緒に薪を集めたり、薪を作ったり、薪を運んだりすると、より家族のコミュニケーションができます。